当蔵は徳川慶喜が第15代将軍に就任した幕末の慶応二年(1866年)に福井市大和田地区に創業し、 約150年の歴史があり、現当主で5代目となります。
近年は酒類の多様化で、若い方の日本酒離れも懸念されていますが、
そんな今だからこそ日本酒の楽しみを知っていただきたいと思っております。
「伝統はしっかりと受け継ぎ、お客様に喜んでいただくチャレンジをどんどんする」
それがこれからの酒造に求められる使命だと思っております。
当蔵が特に気をつけていることは、酒の品質管理。
日本酒の流通面が大きく様変わりした今、とても難しい課題でもあります。
酒は贈答品としてもよくご利用いただくものです。
「できるだけ新鮮できちんと管理されたものをオススメしたい」
「大切な方やご自分の毎日の楽しみのために最高の状態の酒を送りたい。」
直販のネットショップならではの良さを生かし、最高の酒をお届けいたします。
研究に研究を重ね現在は以下の6種類の米を使い分けております。
時にはブレンドをしたりと、美味しい酒を求めて日々試行錯誤しております。
当蔵がある福井県は、霊峰白山を源泉とする九頭竜川の清流があり、その伏流水の清冽な良水は福井市の水源地とされ大変な恩恵を受けています。
当蔵はその伏流水を150mの地下より選出しています。
生まれも育ちも福井県坂井市。26年間酒造りに携わり、杜氏としては2014年に10年目を向かえました。
酒造りに対して研究熱心ゆえに、いろいろ知識を入れて迷うこともありますが
4年連続全国新酒鑑評会の賞を獲得いたしました。
周囲からは安定した実力の持ち主として、これからの活躍を期待されています。
日本酒といいますと、甘口、辛口、淡麗、農醇(のうじゅん)と味は大きく分けられますが、当蔵は淡麗辛口の味を多く製造しております。
飲んだ瞬間よりものどを通った後でうまさを感じられる、さっぱりとした味です。
当蔵には全国的にも珍しい酵母を培養する器具を取り入れており、
酒造りをしている間も菌が活性化した状態で保たれます。
このことで、米の持つうまみが、後まで残る状態を作り出すことになり、
最後わずかな渋みを残して、さっぱりとした後口になるお酒になります。
淡白であっさりとした味付けの関西料理や、
刺身などのさっぱりとしたお料理の邪魔にならないような味と香りになっており、
なおかつ、味付けのしっかりした肉料理等にも清涼感を与える爽やかな味わいが特徴です。
寒に仕込んだ酒は3月から4月頃火入され低温でゆっくり熟成されます。
夏を越し秋を迎える頃、熟成を終えた酒はまろやかさを増し秋あがりした風味になります。
洋ナシと青竹のさわやかな味と香りがやわらかく、すっきりした辛口タイプの吟醸酒です。ちり鍋等が相性がよく福井を代表すべく”越前”としました。
県農場試験場と酒造組合が共同開発した大吟醸用の酒米さかほまれを使用。
農薬と化学肥料の使用を極力抑えて栽培。害虫の発生を少なくする為きめ細かな管理をしたり、有機質肥料を施用したり様々な工夫をして栽培されてます。
県食品加工研究所が開発したオリジナル酵母FK802を使用。
岡保地区で栽培された「いちほまれ」を全量使い、仕込み水も岡保地区の「岡の泉」を使用して醸したふっくらとした香りと旨味のある、味の調和のとれたきれいなタイプの純米吟醸生貯蔵酒です。
春のお花見や、GWの集まり、帰省にいかがですか?新米を使った、造りたての新酒がおすすめです。
キンキンに冷えた生酒、吟醸酒は熱い夏にぴったり!
早春にしぼられた新酒が一夏を過ごした頃、酒はちょうどよい頃合に熟成されます。
10月に蔵入りして、新米を使った甘口のにごり酒や、熱燗にして楽しめる酒を取り扱っております。